「誰が五能線で来いって言った?」えー、奥羽本線で来いってか「新幹線だよ!」。俺はそんなつまらない人間ではないと突っぱねて、津軽。蕩々たる北上川と壮大な南部片富士を横目に、盛岡から一度秋田に出て五能線に乗りかえれば、嗚呼。十三湖を満たす岩木川の先に津軽富士 (more…)
問われていることに
地域区民センターが主催する会に、区民ではないのに寄せてもらう。そも高齢者に向けた事業で、しかも応募多数につき抽選となっていたので尚更申し訳なく思いながらも、憧れだった杉並能楽堂への道程は足取り軽く。まあ本当に住宅街の中に (more…)
夢は破れて幾十年
その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、真に自然の寵児、なんという幸福な人だちであったでしょう (more…)
中々出来ない。画がわかり始める
どうにも「漂泊」という言葉に引っ掛かる。漂泊したが故に幻の画家となったのかは分からないが、不染鉄の絵画展『理想郷を求めて』に流れ着いた (more…)
低山と鉱泉の好文木
霞の関を越えて来て、梅の花に鼻を鳴らしていた。ほほう、これが鶯宿梅か軒端の梅かと知ったような顔で嗅いでみるも、何も香ってはこない (more…)