人生即遍路、巻第五

人生即遍路、巻第五

四国霊場第二十四番、室戸山最御崎寺を目指すため、阿波徳島に戻ってきた。台風発生の中、それでも室戸岬へ歩いていくと、強い決心を固めて訪れると、不思議なことに台風は逸れていったが、両国橋の上で妙な女に話しかけられた。「もしかして、お遍路ですか?」 (more…)

間違えてきた道程をたどる

間違えてきた道程をたどる

「真理は間違いから逆算される」と、鶴見俊輔の言葉がラジオから聞こえてきた。敗者の目線で描かれたものが、どうして面白いのか。凋落した一族が身を潜め、そのまま隠し通してきた湯の中でしみじみと考察するほど、その湯は (more…)

遠き理を訪ねて

遠き理を訪ねて

山深き赤石山系に繋がる専用林道が舗装路となったのは、わりと最近のことで、リニア開発の恩恵だと聞く。源頭を間ノ岳に持つ一大本流、大井川の流れもダム、またダム、堤高が世界一のダム(なぜかあまり知られていない)に奪われても、まだ下流にダムが続くという無惨な大自然で (more…)

葛藤の妖怪化

葛藤の妖怪化

巡回していた「妖怪百鬼夜行展」に山形で間に合ったが、夏休み前にもかかわらず、大人たちによる大盛況で、聞けばシールの配布の曜日なんだとか。おいおい、そんな子供騙しで朝から行列か、ボロいな人間社会と、水木まんがのような科白を吐き捨てて、受付で渡されたシールを一瞥するや (more…)