時間がない、暇がないと言い訳を並べて、随分と助兵衛なヤマメ釣り場の、随分と高額な日釣り券を購入したのだが、そんな釣り場に釣り糸を垂らしていたのは、やっぱり随分と助兵衛な釣り人だった (more…)
時間がない、暇がないと言い訳を並べて、随分と助兵衛なヤマメ釣り場の、随分と高額な日釣り券を購入したのだが、そんな釣り場に釣り糸を垂らしていたのは、やっぱり随分と助兵衛な釣り人だった (more…)
ランちゃんという若人が、メール本文の最後にハートマークを付けてくるから、気が気でない。これは夜の帳が下ろされた頃の話ではなく、むしろ白昼夢に近く、そりゃ昔は随分とそういった店に通い詰め、スナックのワールドカップを開催するに至ったが (more…)
ついに海を望む。鉄道紀行文学で読んだ、牟岐線は田井ノ浜の臨時駅を、まさか歩いて訪れることになるとは露にも思わなかった。入り組んだ海岸線を遍路道は崖沿いに伝う。照葉樹が茂る色濃い緑の遊歩道で「俳句の径」となっており、潮騒が風光明媚を詠むままに (more…)
先を急ぐほどに、そのつまらなさを、身をもって実感してきたが、それでも大型連休の予定は変えられない。なぜなら、予定通りに帰らなければならないから――。そんな自らの不覚を十分に知りながら、また、最初の遍路宿で「通し打ち」の充実を見せられても (more…)
午後を過ぎてから降り出した雨が、菅笠を強く叩いていた。納経所には受付時間があるので、急いで歩く。道すがら、理容店の軒先で婆さんが倒れていたと言えば、嘘みたいな話だが、濡れながら倒れていたのだから、自分でも嘘だと思った (more…)