本州最北端の下北駅の、もう一つ奥の駅が終着駅で、十四時二分に大湊着。感慨に浸ることなく十四時十三分、野辺地に向けて折り返した。こんなに哀しい趣味趣向、いや挑戦があってよいものなのか。下北半島まで来て下風呂温泉に行かず、薬研温泉にも、せめてむつ矢立温泉にと (more…)
本州最北端の下北駅の、もう一つ奥の駅が終着駅で、十四時二分に大湊着。感慨に浸ることなく十四時十三分、野辺地に向けて折り返した。こんなに哀しい趣味趣向、いや挑戦があってよいものなのか。下北半島まで来て下風呂温泉に行かず、薬研温泉にも、せめてむつ矢立温泉にと (more…)
横浜能楽堂が催す、横浜狂言堂は狂言二曲と能楽師による解説が付いて、二千円。こんなのは行かなければ損、人生の大損だとは大言でもなく、・・・・・・ホントなんです。この日の演目「附子」は、まさに狂言と呼ぶべく滑稽で笑える、とても楽しい曲だが (more…)
身延線沿線では緑の瓦屋根が流行していたが、外房線は青色に塗られた瓦屋根が多かった。山の緑に海の青、ということだろうか。シンプルでよろしい感じがする。未乗区間の東金線と鹿島線を主題にして、私鉄と旧国鉄路線を巡ったのだが、千葉ほど旅情に欠けた (more…)
帰省先からの別れも、またつらい。泣きべそをかいた孫が堪らず、一度乗車した列車から祖母の懐に飛び込んだ。涙の声につられてか、嫁も泣き出して、閑かに寄っていく。すっと胸を開いて、姑は嫁のことも抱き抱えた。孫よりもむせび泣く嫁を (more…)
「おまえといると仕合わせにならねえ」「おお上等じゃねえか」人気のない山中で、二人の山賊が胸倉をつかみ合う、狂言「文山立」だが、狂言は事件にしない。猛者同士、誰も見ていないところで果たし合うのは、ちと虚しい。それこそ犬死にだ。そうだ、遺書を書いてから死のうよと (more…)