第一回、大峯奥駈道

第一回、大峯奥駈道

どうしようもない自分でも、百も頂に立つうちに「何かが変わるかもしれないよね」と安易な願を懸けて、なんとなく挑戦中の日本百名山。年月をかけてようやく終わりが見えてきたが、今は嬉しさよりも何よりも、残る(残してきた)山の険しさを難儀に (more…)

私はそれを流れに垂らし

私はそれを流れに垂らし

今年の基礎講座も先日で終了。最後に迎えたのは能装束の研究家で、「内面的復元」を目指し活動するというその話に心底驚かされた。養蚕の品種はもちろん、餌もその桑の土壌まで往事に近付けて絹を生産する労力、情熱とはコピーでもレプリカでもない本物の復元 (more…)

後生を掛けるには

後生を掛けるには

オナメは妾、モトメは妻。二人の後生を願い掛けられたという悲しい謂れを持つ後生掛温泉。マグマ溜りのような泉源はその昔と変わらず今もこんこんと、いやボンっボンっドボンと地獄のドラムを叩いて八幡平に湧き上がる (more…)

工夫を愉しむ

工夫を愉しむ

年年歳歳人同じからず、「人生の残り時間」などと弱気な発言が飛び出したから驚いた。そして前触れなく魚も飛び出したから、二度驚いた。難しい秋の日中で孔子の倒れかと思わせたが、そこは山田プロ。山田プロフェッショナル (more…)