「ああ、好きでしたよね。こーゆーの」「え、私がですか?」かつてパンクバンドのライブ会場で、何だかよく分からないコスプレをさせられていた、売り子に言われたことがあった。淋しかった (more…)
Category: Toji or Die
時代と川崎を飛び越えて
クラブチッタ以外に用事はなかった、川崎。川崎の能楽堂はちょっと可愛らしい舞台で、この場所でも現行曲二百番(の主要作品)を観賞しようと催されている。終演後には山本東次郎師のお話もあり、この頃は本当にすっかり変わってしまった、私が幼い頃はまだ「室町の時代」が (more…)
ぞんぶんに湯巡り紀行
聞けば小倉が故里だというから、「この間ね、川棚温泉でね、初めて食べたんだよ。瓦そば」いやーアレはーと顔を曇らせて振り向けば、「ボク、よく食べるんです!」爛々と輝かせているではないか、目を (more…)
津軽路を行く
「誰が五能線で来いって言った?」えー、奥羽本線で来いってか「新幹線だよ!」。俺はそんなつまらない人間ではないと突っぱねて、津軽。蕩々たる北上川と壮大な南部片富士を横目に、盛岡から一度秋田に出て五能線に乗りかえれば、嗚呼。十三湖を満たす岩木川の先に津軽富士 (more…)
低山と鉱泉の好文木
霞の関を越えて来て、梅の花に鼻を鳴らしていた。ほほう、これが鶯宿梅か軒端の梅かと知ったような顔で嗅いでみるも、何も香ってはこない (more…)