モダンな花盛り

モダンな花盛り

大行列に嫌気が差し、天を仰ぐようにして見上げた視線が、上階の常設展示入口の方にあった、彫刻の後ろ姿をとらえた。ああ、あれは絶対に佐藤忠良だと、随分遠くから、しかも後ろ姿から分かるのだから凄まじい。『若い女、シャツ』福島の県立美術館は初めてではなく、福島駅周辺には (more…)

共感の余白

共感の余白

山本会別会。今年は狂言三老曲の一つ『庵の梅』を則重師が披く、よりも狂言『武悪』。やっぱり山本家のそれが観たい! 終演後、名立たる能楽評論家たちがロビーに集まりながら、ウンウン唸っていた真ん中に馬場あき子先生。「これが山本の狂言だ!」 (more…)

己事究明キャンプ

己事究明キャンプ

俗っぽい、従兄がいて。子どもが三人、上総のニュータウンに居を構える。夏はサーフィン冬スノボ、最近はクラブなんかも握っているらしい。そういう無趣味の人だから、キャンプブームの時に一式揃えた。テントにシュラフ、キャンプチェアにテーブルに (more…)

不可視を可視に変える

不可視を可視に変える

「不可視を可視に変える」即ちそれが芸術や芸能、文学の仕事で、中でも特にお能は語りすぎないから、詳細に語られるのだと。そういうことを対談型式で楽しく教えてくれる、木ノ下裕一さんの公演は今回、能「道成寺」を題材に (more…)

野営の研究

野営の研究

峠を越えると、そこは今も変わらず秘湯の郷だったが、五色温泉はキャンプ場になっていた。オートサイト中心の、サウナまで併設された俗っぽい感じって、どうなんでしょう? でも温泉には入り放題、おまけに安価ということで、躊躇いつつも幕営することにしたのだが (more…)