陸奥雑記

陸奥雑記

もはや「若手」が「岩手」に読めてくるほど、どっぷり東北。しかし、平日だというのに、渓流は釣り人で大いに賑わっているではないか・・・・・・。南部岩手でこの有様なのだから、各地の渓流魚はきっと、常に釣鉤が流されてくる水の中で (more…)

波間にたゆたう

波間にたゆたう

初めて訪れる土地では、安直であるが、観光協会などの情報を頼りにするのだが、凪いでいた港町に一際小粋な暖簾がたゆたっていた。情報の海に溺れた現代人が「え、なに? 海外で受賞とな!」しかもお得なランチもあるとの不確かな伝聞に呼び込まれるまま (more…)

壮者の含羞

壮者の含羞

典型的な日本人体型というのは揺るぎなく、かつ壮年の体重増も貫禄であると開き直れば、短足もまた由緒正しきそれである。にもかかわらず、今年から丈の短いモデルの販売は無しというのだ。替わりに裾が窄まったズボンが (more…)

問われていることに

問われていることに

地域区民センターが主催する会に、区民ではないのに寄せてもらう。そも高齢者に向けた事業で、しかも応募多数につき抽選となっていたので尚更申し訳なく思いながらも、憧れだった杉並能楽堂への道程は足取り軽く。まあ本当に住宅街の中に (more…)

夢は破れて幾十年

夢は破れて幾十年

その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、真に自然の寵児、なんという幸福な人だちであったでしょう (more…)