さて。鉄道全線二万キロの旅の手始めには、やはり秘境路線が良かろうということで、只見線。早秋の微妙と色気のない旅路で酒精に頼るところではあったが、「郡山の名物って知ってる?」「・・・・・・ヤクザ。」 (more…)

さて。鉄道全線二万キロの旅の手始めには、やはり秘境路線が良かろうということで、只見線。早秋の微妙と色気のない旅路で酒精に頼るところではあったが、「郡山の名物って知ってる?」「・・・・・・ヤクザ。」 (more…)
「不可視を可視に変える」即ちそれが芸術や芸能、文学の仕事で、中でも特にお能は語りすぎないから、詳細に語られるのだと。そういうことを対談型式で楽しく教えてくれる、木ノ下裕一さんの公演は今回、能「道成寺」を題材に (more…)
こころの病だと、旧友に打ち明けられて、さてどうしたものか。考えても、考えてもよく分からないのだが、どうすればいいのか分からないのであれば、考えるしかない。机の上に積まれていた本に助けを求めてみるも、『闘うガンディー 非暴力思想を支えた「聖典」』に (more…)
峠を越えると、そこは今も変わらず秘湯の郷だったが、五色温泉はキャンプ場になっていた。オートサイト中心の、サウナまで併設された俗っぽい感じって、どうなんでしょう? でも温泉には入り放題、おまけに安価ということで、躊躇いつつも幕営することにしたのだが (more…)
阿武隈川流域にある宮畑遺跡の目玉は、物には魂が宿るとした縄文人が「物を送った儀礼的な場所」をそのまま囲って、保存展示をしている露出展示棟だが、竪穴式住居にも燃やされた形跡が多く残されており、これもまた儀礼的な意味合いがあったのではないかと考えられている (more…)