現成受用、受け入れる

現成受用、受け入れる

奥秩父の連嶺は、その延長と高度から言って、日本アルプスと八ヶ岳連峰を除けば、他に例を見ない大山脈——。甲斐、武蔵、信濃の国に跨がる秩父多摩甲斐国立公園の山岳地を、両神山より雲取山を経て、いよいよ大菩薩の嶺にたどり着くと、晩秋を抱き込んだ富士の峰の、その裾野のすべてを正面に置くことが出来たのだった (more…)

その意思を取り除くな

その意思を取り除くな

村人は畑の石はあまり取るなと言うのです——、

日本人の心は草木だけでなく、岩や石にも魂を読み取り、神や仏まで見出すことができる。それは想像の力というよりも、畏敬や畏怖などが大半を占める、特有の自然感がその心をつかさどるのではないか (more…)

三日目の鯖寿司

三日目の鯖寿司

霊峰白山は大山塊にして、崇高なる独立峰である。加賀、越前、美濃の三国にまたがるだけでなく、手取川、九頭竜川、長良川に庄川という大河が産声を上げる気高き山に、釣り人たちは特別な憧れと同時に大いなる畏れを抱かざるを得ない (more…)

遙かなる酔っ払いたちの鈍走(メモより)

遙かなる酔っ払いたちの鈍走(メモより)

盛岡で新幹線下車。IGRいわて銀河鉄道八戸行に乗換え、滝沢駅到着。いにしえからの信仰登山道、柳沢の馬返し登山口より登山開始。荷物、とても重たい。

宮沢賢治ら「馬鹿旅行」と称し、道中にて俳句短歌詠む。朝焼け燃える山頂で銀河への誓い。私たちとて、未だ退屈を知らず (more…)