百の頂に登ると、何が見えてくるのだろう――。なるほどね、「二百名山」は百名山に連なる山も多いが、まるで知らなかった山域も少なくない。これは、終わらないのだね。ずっと (more…)

百の頂に登ると、何が見えてくるのだろう――。なるほどね、「二百名山」は百名山に連なる山も多いが、まるで知らなかった山域も少なくない。これは、終わらないのだね。ずっと (more…)
どうしようもない自分でも、百も頂に立つうちに「何かが変わるかもしれないよね」と安易な願を懸けて、なんとなく挑戦中の日本百名山。年月をかけてようやく終わりが見えてきたが、今は嬉しさよりも何よりも、残る(残してきた)山の険しさを難儀に (more…)
オナメは妾、モトメは妻。二人の後生を願い掛けられたという悲しい謂れを持つ後生掛温泉。マグマ溜りのような泉源はその昔と変わらず今もこんこんと、いやボンっボンっドボンと地獄のドラムを叩いて八幡平に湧き上がる (more…)
柱杖一鉢に命を結ぶ旅――、などとは決して言えぬ南アルプスは北沢峠から。またも大きな波に遭難寸前の日本列島、だから焦眉の急なのだとか喚き散らしてやってきたのだが、同じような間違いを犯している岳人も釣り人も多いこと。週の真ん中と言えど復路の林道バスは超満員札止めで、あーあ補助シートまで出しちゃって (more…)
○○ナンバー××−××、白色のSUV車。三日間の行程、下山せず二日経過。携帯電話、不通(圏外と思われる)――轍鮒の急、遭難の緊張が走る。しかし不思議なことに、同時に膨張していたのは渾然一体への憧れだった (more…)