身延線沿線では緑の瓦屋根が流行していたが、外房線は青色に塗られた瓦屋根が多かった。山の緑に海の青、ということだろうか。シンプルでよろしい感じがする。未乗区間の東金線と鹿島線を主題にして、私鉄と旧国鉄路線を巡ったのだが、千葉ほど旅情に欠けた (more…)
身延線沿線では緑の瓦屋根が流行していたが、外房線は青色に塗られた瓦屋根が多かった。山の緑に海の青、ということだろうか。シンプルでよろしい感じがする。未乗区間の東金線と鹿島線を主題にして、私鉄と旧国鉄路線を巡ったのだが、千葉ほど旅情に欠けた (more…)
帰省先からの別れも、またつらい。泣きべそをかいた孫が堪らず、一度乗車した列車から祖母の懐に飛び込んだ。涙の声につられてか、嫁も泣き出して、閑かに寄っていく。すっと胸を開いて、姑は嫁のことも抱き抱えた。孫よりもむせび泣く嫁を (more…)
「おまえといると仕合わせにならねえ」「おお上等じゃねえか」人気のない山中で、二人の山賊が胸倉をつかみ合う、狂言「文山立」だが、狂言は事件にしない。猛者同士、誰も見ていないところで果たし合うのは、ちと虚しい。それこそ犬死にだ。そうだ、遺書を書いてから死のうよと (more…)
「おー、ドーテー」一端の社会人、それも大物に挑む一廉の釣り師に向かって、童貞とは何事か。その呼び声の方に、キッつと鋭く眼を剥いて睨みを利かすも、鼻で笑っていたのはなんと女子高生で、見れば唇にでっかいピアスが刺さっている・・・・・・ (more…)
どうしてこんなことになってしまったのだろうか。一斉に鳴り出した地震速報の直後、列車ごと長く揺さぶられた。何も出来ずに私は、クロスシートの肘掛けにつかまりながら祈る、というよりも後悔していたように思い出す。どうしてこんなことに、と (more…)