はい、レール。と言って、観光列車のアテンダントはシャッターを切った。千曲川を慕い、ぐるり八ヶ岳連峰を追いかけて走る、というよりは登る高原線(ハイレール)だから、車窓は絶佳となる。JR最高地点である野辺山の駅舎には、何やら仕掛けが (more…)
はい、レール。と言って、観光列車のアテンダントはシャッターを切った。千曲川を慕い、ぐるり八ヶ岳連峰を追いかけて走る、というよりは登る高原線(ハイレール)だから、車窓は絶佳となる。JR最高地点である野辺山の駅舎には、何やら仕掛けが (more…)
俗っぽい、従兄がいて。子どもが三人、上総のニュータウンに居を構える。夏はサーフィン冬スノボ、最近はクラブなんかも握っているらしい。そういう無趣味の人だから、キャンプブームの時に一式揃えた。テントにシュラフ、キャンプチェアにテーブルに (more…)
さて。鉄道全線二万キロの旅の手始めには、やはり秘境路線が良かろうということで、只見線。早秋の微妙と色気のない旅路で酒精に頼るところではあったが、「郡山の名物って知ってる?」「・・・・・・ヤクザ。」 (more…)
伯父から貰った万年筆が出てきたのだが、インクが出てこない。どうする、イマドキ文房具店なんてと調べると、専門店が割と近所に在り、しかも万年筆に詳しいという。おまけに結構繁盛していたから驚いた (more…)
「不可視を可視に変える」即ちそれが芸術や芸能、文学の仕事で、中でも特にお能は語りすぎないから、詳細に語られるのだと。そういうことを対談型式で楽しく教えてくれる、木ノ下裕一さんの公演は今回、能「道成寺」を題材に (more…)