海鼠釉の鮮やかな色合いがとても気に入り、新庄東山焼の酒器を購入したのだが、どういう訳かそれで呑むと美味しくない。器の厚さが燗の温度に影響しているのか、何だかよく分からないのだが、同じ酒を薄い白磁の徳利に注いで呑むと (more…)

海鼠釉の鮮やかな色合いがとても気に入り、新庄東山焼の酒器を購入したのだが、どういう訳かそれで呑むと美味しくない。器の厚さが燗の温度に影響しているのか、何だかよく分からないのだが、同じ酒を薄い白磁の徳利に注いで呑むと (more…)
降雪により甲府行きの特急が運休したので、東海道に出て、富士から身延線を下って下部温泉を目指したのだが、倒竹が線路を塞いでいるとかで、ゴール目前で列車を降ろされた。七面山への登山は前泊地にもたどり着けないのか。これは登るなという暗示、いや警告 (more…)
日立アルプスというのには昨年登ったが、栗や陶器だけでなく、アルプスが笠間にもあるらしい。ご当地アルプス、若干面倒くさいと思いつつも、常磐線と水戸線の間を縦走していくのは楽しそう。軽い気持ちで駅舎に降り立ったのだが (more…)
昨年に事前講習を受講した「狂言入間川を観る会」の本公演をようやく鑑賞できた。訴訟のために都に留め置かれた東国の大名が勝訴して、いよいよ国へと戻る道すがら、富士を見て、武蔵野を見て、そして入間川に差し掛かるというその道行を、狂言「入間川」は (more…)
二宮尊徳翁に「湯舟の教訓」というのがあるが、あれは翁の入浴歴が残る、奥塩原新湯の激熱湯を湯もみしながら思い至ったのだと、ずっと疑いもしなかった残念な温泉ファン。かき寄せた湯は自分の方へ一時流れてくるが、すぐにまた向こうへと (more…)