アバンギャルドなの

予定がはっきりとせず、ぐずぐずしている間に切符は完売。大相撲だけでなくお能まで売り切れ御免を蒙り、消沈のまま世田谷へ。世田谷美術館で開催中の横尾忠則「連画の河」展だったが、以前に開催された「寒山百得」展と同じような感じで、一つのモチーフが日々の雑念にこねくり回されて変化していく様子が、おぼろげに描かれていた。

日々の雑念に苛まれる集中力の短さには、ほとほと困り果てているものの、絵を観ていて、雑念というのも案外面白いことに気付いた。

瞑想のコツは、浮かばれてくる雑念を一つずつ消していくことだと何かで読んだが、日々の雑念なんかも吐き出すように描き出しちゃったりすれば、その塊からいつか前衛的、アバンギャルドが突出――するわけないか。

何はともあれ、ぐずぐずしてはいられない。美術館向かいの老舗カーショップで、アバンギャルドを購入。突拍子もない感じが、ちょっとだけ前衛的か。

(車両は時代遅れですが・・・・・・)