日本画の伝統である減筆体は、禅の精神と甚だ一致しており、孤絶そのもの。そんな内省の眼が開けているときに、蓄えられてある「豊富な宝」が眼前に広がるのだという (more…)
Category: Day by day
ハッキリ言って
「狂言を観る会」が五十回の記念ということで、開場を大ホールに移して開催。まあ、前日に催されていた能の舞台を、そのまま流用した形でしたが (more…)
造化に従ひて
造化に従ひて四時を友とす——。束の間の休暇も、あれよあれよと湧き立った雲が霧になり、そのまま雨に変わった。無理に登ってくるのではなかったか (more…)
駅前旅館にて
ホテル暮らしは快適だけれども、そもそも私は旅館派ではなかったか。急に恥ずかしくなって駅前旅館に移ってきたのだが、恐ろしく日当たりが悪いのかそれとも電灯が壊れているだけなのか。なにやらが玄関で鬱蒼と茂っていた (more…)
何用あっても観る会へ
とにかくビンタが飛んできたという、父親につけられた厳しい稽古の話は、いつ聞いても震え上がるほど恐ろしいのだが、同時に、自身に父がいなかったことを残念にも思わせる。昔は微塵もそんな風に (more…)