散財の人相学

散財の人相学

人相学に明るいという人に、その黒子は文章力に関わるものだと言われた。ホントかよと言いつつも、若干浮かれ気味でこっそりネット検索。「左 眉尻 ホクロ」と打ち込むと、出てきたのは

「散財の恐れあり」 (more…)

北陸の古湯

北陸の古湯

久しぶりの北陸出張。新幹線開業より随分と経つが、今も金沢市内は国内外の観光客で賑わい、百万石の加賀は健在だった。富山市内も駅前の再開発が進んでいたが、何より立山連峰の姿はいつ見ても雄大で、黒部の水を集めて一気に日本海へと下る流れに心は奪われる。そして、日本の温泉史の中でも極めて重要である (more…)

$89

$89

渓谷のキャンプ場で父子の隣りにテントを張った。父子のテントは真新しく、炭を熾す父親の手つきもおぼつかない。連休を理由にして、息子をキャンプに誘い出したのだろう。何かにつけて、父親は息子に話しかけていたが、息子は左手にスマホを持ち、右手でそれを夢中に動かしていた。だが、返答は (more…)

丸子の領収証

丸子の領収証

秋田沖で使えなくなるという謎の症状を改善すべく、乗り込んだ船の操舵室。案外小さい舵は模擬運転やゲームセンターのようだったが、港を見下ろす迫力はさすがの一言に尽きた。出港までの短い滞在を、屈強な航海士たちが忙しなく動き回っている。その中で気圧されていると、急に喉が痛みだした。鼻はぐずり、一気に集中力が削がれていく (more…)

はじめての精進料理

はじめての精進料理

田舎町の交差点で、競泳の池江璃花子選手とすれ違った。私服でぶらぶらと散策中のようだったが、さすがはアスリート。肩幅からして常人と違う。私のあまりの凝視に思わず振り返った顔には、特徴のある黒子がふたつ。確信して、すぐ前を歩いていた同僚に追いつくと (more…)