その風はロリンザー

黄色いVWにときめくか否かで大きく分かれるが、どちらにせよ「Golf」と言えば、当然メキシコ湾に吹く風のことを示すのが自動車ファン。なのにこの車は、完全にあっちの方のGOLF——。W208を探していたのだが、巡り会うことが出来ず、R170からW209に乗り替えた

完全ストック状態のノーマル車。過剰なまでにGOLFを、いや、むしろGOLFしか匂わせないモデルは、何から何まで中途半端に感じさせる。どこから始めれば良くなるのか、それとも何をしても良くはならないのか。皆目見当も付かない中で頭を抱えるも、そこは腐ってもメルセデス・ベンツのDセグメント。生意気にも7.5J程度ではとても物足りない。

投げ売りされていた中で、一際輝くLM-2を発見。しかも、状態の良いタイヤと前後スペーサーにロングボルトまでが付属するセットの価格は「冗談ですか?」

——Lorinserだよ、これ。

いやはや、Lorinserってスゴイんですね。車高を落とすつもりでいたけれど、違うな。もうこれで完成だな。なんかこのままの方が、当時のアッパーミドルのカッコ悪さを活かせている。

もはや意図するコンセプトまでもがおかしい、GOLFが吹いてきました・・・・・・。