獄中死、完全なる脱獄へ

獄中死、完全なる脱獄へ

伝説のロッカー、獄中死—— 伊藤 耕さんの訃報をまさかヤフーニュースで知ることになるなんて、思いも寄りませんでした。

記事のコメント欄には当然のように誰?とか、伝説?とかが故人を偲ぶコメントよりも多く見られましたが、いやいやいや。本物というのはやっぱり、知る人ぞ知る——にある。なんでもそんな気がします。トップニュースにした記者はきっと葛藤しながらも、獄中死という脱獄、すなわち完全なる自由がついに歌われたことを世間に (more…)

車の三大疾病

車の三大疾病

自動車にも三大疾病があったとは知りませんでした。

最高峰でありながらも「ガラスのミッション」と揶揄されるZF製のミッションが、ついに故障の悲鳴を上げました。オーバーホールにリビルトと、どちらにせよ大枚を要する最大級の痛みを伴うその費用が厳しすぎる現実を突きつけます。ついこの間、点火系の修理をして数十万円が飛んでいったにも関わらず、半年を待たずして一本にも達する修繕費はもうアメ車なんて比じゃない。私史上、一番壊れた車は78年式のDODGE VANで (more…)

縦走泉 苗場山

縦走泉 苗場山

歩いてしか行けない温泉というのはそのほとんどが無積雪期という季節の条件を伴うので(夏は魚釣りで忙しい)、長年の課題となっていました。危険を伴う山域もあるので、なるべく避けたいのが単独行。登山を趣味としていたヤマノ主任をこの山行にうまく誘い出せたのは、目的を百名山や二百名山などの名峰登頂に (more…)

こころの良寛

こころの良寛

降り続いた秋雨に川は増水し、川底から湧いて出る尻焼の名湯に観光客の姿はありませんでした。しかし、それはそれで、川縁に建てられた湯小屋(無料の共同湯)を独占して堪能できるのではないかと降りて行くも、残念。先客の老人が一人、瞑想しているかのように目を閉じて静かに湯浴み中でした。小声の挨拶は川流れの轟音にかき消されたのか、私が訪れたことに老人はまだ (more…)

妹にときめく

妹にときめく

人生は絶対に諦めてはいけない——

とても強い言葉で大関稀勢の里の初優勝を讃えた紙面の記憶が遠くないうちに、横綱昇進後の大阪場所では怪我を押しての奇跡の逆転優勝。感涙乾ききらないまま、今度はその怪我に苦しみ連続休場。暗雲垂れ込めた四横綱時代はいよいよ三横綱の不在という異例の九月場所に。それでも満身創痍の横綱日馬富士の大逆転劇に沸いた千秋楽は、国技館の二階席で声を枯らして涙しました。そんな先場所の興奮も覚めやらぬうちに、 (more…)