カメラの祭典

カメラの祭典

主題、副題、構図—— 呪文のように唱えていても、いざファインダーを覗くとピントが合うのは、いつも単調な視点。だから構図も同じく。。才能開花の知らせは未だ届きそうになく、ちょっとした月給なみの機材はこのまま、宝の持ち腐れで終わってしまうのか。

「本当はカメラなんか」と言いながらも、熱心に耳を傾けた人気鉄道写真家のセミナー。パシフィコ横浜で行われたカメラの祭典の (more…)

冷泉を行く

冷泉を行く

身を切るほどに冷たい風が、中山道の街道筋を吹き抜けた。冬が旬の佐久の鯉の美味さは、耳を赤く染めてきた甲斐があった。鯉は薬膳料理、特に肝臓に良いので酒飲みにはその効力もありがたい。これで心置きなく、また呑める——。甲州街道へ先回りするように小海線で八ヶ岳を迂回すると (more…)

ジョージア出身、春日野部屋

ジョージア出身、春日野部屋

予想外の伏兵、平幕の栃ノ心が単独トップで優勝争いを走る、大相撲一月場所十三日目。優勝を占う一番は、今場所好調で以前の怪物感を取り戻してきた逸ノ城戦という、好取組が組まれた。怪力同士の相四つは、予想通りがっぷりに組んでの力相撲。引きつけ合いから腰を落として逸ノ城の上手を切り、すかさず引きつけて (more…)

真冬のテント泊

真冬のテント泊

俺の寝袋はマイナス何度までイケる—— ヤマノ主任の道具自慢、そして意地の張り合いが事の発端だった。

冬にも対応する4シーズン用など持っているわけもなく、夏用テントの中で「寒くないんでしょ?」と嫌みを言ってやるつもりで出掛けたのだが、自らも同じように寒さに苦しめられることを完全に忘れていた(ちなみに私の寝袋はマイナス2℃がリミットだった・・・)。

信州安曇野の山麓は積雪こそ少ないが (more…)

古湯を行く

古湯を行く

熱海で伊東線に乗り換えた。まばゆい程の相模の海の照り返しに戸惑った—— とは手にしていた紀行文の通りで、一月とは思えないほどの暖かな陽に照らされた相模湾は本当に輝いていた。風光明媚な半島は年間を通して安定した気候で夏は避暑、冬は避寒の地として旅人を呼び寄せる。干物をはじめとした海産物が地の物で、静岡酵母を開発する酒どころであるばかりか (more…)