西ドイツは誘惑する

TTに履かせるため、ATSのDTMホイールを格安で購入していたのだが、どういう計算をしたのかオフセットを間違える。ツライチというより、ほとんどハミタイの予定だったのに、全然出てこないじゃないか——。やっぱりさぁ、schmidtのTH-Lineとかなんじゃない?と周りはやんやと言うけれども、そんなの車体より高く付くじゃないか——

まだまだ現役で見かけることの多い、TTのMK1。だからリムの選択は間違えることができない。RHのAHか、いやBrockのB4だなと、出てくるはずもない代物に夢を見ていると、ZENDERが出てきた。微妙なデザインに、サイズももう一つ物足りないが、時代考証は合いそうだ。4本セット、ほとんど新品のタイヤ付きで一万円也。え、いいの?ZENDERだよ、これ——!

今一度、ドイツのチューナーを復習すべく古い資料を広げた。そして、悶絶することになる。そうだ、この本は見てはいけないやつだった。

見ているうちに吸い込まれていく、KAMEIのチューンドカーX1

CENTRAを履くBMWのE30はKAMEIのチューニング。あぁ、これは絶対に見てはいけなかった一台。人生をダメにさせる、そのホイールは間違いなくダメにさせる。

フロントスポイラー、サイドスカート、前後のオーバーフェンダーとリアのアンダーとウィングからなるフルキットのX1シリーズ。VWやAUDIに馴染みと親しみが深いKAMEIだが、BMWのそれは卒倒してしまうほどの出来映え。また、時代を映し出す、サイドストライプのグラデーションがもう本当に嫌になる。誰だよ、これ作って貼ったやつ、誰だよ。。なんか名産品でも贈りたいよ!若い頃に乗っていたピックアップにも、真似してグラデーションを貼っていたことを思い出した。

もはや病的にカッコ悪い。いや、それが狂おしいほどにカッコイイという禅問答。21世紀を迎えてなお、西ドイツは誘惑する——。

しかし、なんだか楽しい一万円代のホイール探し♪ 意外と色々出てくるぞ・・・ あれもこれも、誰も気付いていないのか。。